医は仁術
医は仁術なりと古くから言われています。
「医学および医療は、病める人の治療はもとより、人びとの健康の維持もしくは増進を図るもので、医師は責任の重大性を認識し、人類愛を基にすべての人に奉仕するものである」 （医の倫理綱領より）
歯科医師の役目は、お口の中の治療をすることだけではなく、お口を通じて、来院される方たちの全身の健康の維持に貢献することです。
私たちは治療を行うだけでなく、まず治療が必要な状態にならないよう予防することが最も重要であると考えています。
歯科医療がどんなに進歩しても自分自身の歯に勝るものはあり得ません。
しかしどんなに大事にしていても中には残念ながら治療が必要な状態になってしまう場合もあります。
その場合できるだけ再発を防ぎ永く安定した状態を維持できるような治療を心がけています。
歯の治療法の選択肢は一つではありません。
どういった治療法が最適なのかはその人の年齢、性別、価値観、経済的状況などによって異なります。
必要な情報は納得いただけるまで説明しますが最終的な決定権は患者さんにあります。
もし任された場合には、もし自分が患者だったらどうしたいか、もしくは家族だったらどうか？
ということを考慮しています。
いずれにしてもいつも誠意をもって治療に臨むことを心がけています。
医師は神様ではありません。しかし患者さんに雇われているわけでもありません。
医療は単純なサービス業とは異なり患者と医師、お互い末永く誠実な関係を築いていくのが私たちの理想です。